しちがつにじゅうににち

海の見えるご飯屋さんでシェアハウスのひとたちとご飯を食べた。お刺身定食。あら汁がとんでもなくおいしかった。お刺身苦手やけど、せっかくなら地域の美味しいもの食べたいし、と思って食べた。おいしかった。けど自ら好んで食べることはやっぱりしないと思う。景色がきれいすぎた。

引っ越し準備のお手伝いをジメジメの中して、ご飯を食べたところの海に入ることになった。２回目の海だ。汗をかいたから 入りたかった。

海が透き通っていてとても気持ちがいい。泳ぐ魚もウニもサザエもよく見えた。

わたしは海より川派だ。川はベタベタしないし水が冷たくて気持ちがいいし魚はあみでかんたんにすくえる。なにより、海なし県で１８年間生きてきた。島暮らしをしていた時も 海に誘われたが 断っていた。けど、ここの海はとても綺麗だったので入ってみたくなった。一緒に海に入る人は 潜ってサザエをとったりする。海水浴に砂浜に行く人たちを見て なにしとるのかな、何が楽しいのかな、と思っていた。だから海に行きたくならなかった。川では魚をすくって楽しむからだ。だから ここでの海遊びが砂浜できゃっきゃするだけじゃなくて 貝を採ったりするから楽しめてるのかもしれない。生きるための海遊びだ。

こんな暮らしもあと二週間を切った。たのしまないと。

おしまい